いきなり抽象画の個展に連れてこられてカンヅメにされたみたいな・・。パワーアップして帰ってきましたね、リンチさん。

前半、二人のやりとりがかなり冗長で、後半に急なパラレルワールド展開。あれっ、名前が変わってる、つかなんじゃこれ?わからんぞ!テレビ用のパイロット版に後半部を追加撮影したんでしょうか、ギアチェンジに頭がついていけなかったが、それでも十分楽しみました。

事故ってから藪の中に入って行ったときは、「ツインピークス」みたいに別世界に繋がる穴があると予想したが、ちゃんと青い箱やら鍵やらキチンとアイテムが用意されていた。素朴で純真なベティのダークサイドが衝撃的だが、前半にちょこっとでも伏線張ってくれればついていけたのに・・。そうはさせないのがリンチたる所以か。

オープニングの、車が走るスローでやられちゃったし、得意の「ビロードの部屋」みたいなのもあったし、歌劇もイケてる。役者では外科医ギャノンのチャド・エベレットじいさんのエロぶりがスゴイ。最初の事故現場にロバート・フォースターが出て来たときは、これからどう絡むのか期待感でゾクゾクしたが、追加撮影にはスケジュールが合わなかったのか・・。

レズ・シーンのエロはイマイチだった。リンチ監督、「ハダカ」は好きでも「セックス」は好きでないのかも。シャワー室のガラス越しに見える裸体や、暗がりのベッドルームでガウンを脱ぐローラ・エレナ・ハリングの姿態はエロい!つーかグラマー過ぎるぞ。イザベラ・ロッセリーニといい、すえた女のニオイがプンプンしてかなり濃厚趣味とみた。

平日とはいえレイトショーに客は自分入れて8人。こりゃ拡大ロードショーする作品じゃないっすよ。

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