丸くなったというか、軽くなったニール・ジョーダン。

てゆーか邦題なんとかならんのか?
ニール・ジョーダンらしく滑り出しはいつものアンニュイな退廃ムード。ニック・ノルティはジャンキーだし、絡んでくる少女も妖しく儚げ。いつものニール・ジョーダンだと、この少女か仲間のだれかが死んで苦い結末を迎えるはずなのだが。

なんのことはない。かなりライトなニール・ジョーダン版「オーシャンズ11」。いちおう死人は出るが、さして影響なく、サクサクと事は運んでしまう。

チェッキー・カリョの刑事との友情を絡めつつも、互いのプロ魂をぶつけ合う「ヒート」のような闘いもない。レイフ・ファインズはクレジットも見あたらないようなチョイ役だし。

音楽だけは、ゲンズブールやレナード・コーエン、ボノなど趣味丸出しな世界。歳とって丸くなったのかもしれないけど、次回はもっと内容もディープなやつお願いします。
(☆3つ)

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