さすがジョン・グリシャムというか、かなりおもしろかった。

陪審員のチョイスで判決の行方が決まってしまうというアメリカの裁判制度を抉り、銃社会への警鐘もあるものの、かなりエンターテインメントに比重がかかっていて、仕事師どうしの力の入った駆け引きでグイグイ見せる。

個人的にはジーン・ハックマンに釘付け。役柄的には「アンダー・サスピション」、「ザ・プロフェッショナル」と感触が似ていて、悪役ではあるが頭がキレてプライドもユーモアもあるキャラが魅力的。

(以下ネタバレ!)

「ボウリング・フォー・コロンバイン」を法廷ドラマにしたようなストーリーだが、最後の丸く収まるところはいただけない。銃器メーカーが牛耳っている現実の重さを棚上げしちゃってるかんじ。

加えて二人(彼と彼女ですよ)の過去を掘り下げなかったのも、サスペンスを盛り上げるストーリー上の制約があるとはいえもったいないかんじ。まぁ、この映画はそっちに力点置かれてないからいいんだろうけど。

関係ないけど、ついこの前見た「コンフィデンス」と同様にケイマン諸島の銀行に送金するシーンが。役者も、ダスティン・ホフマン、レイチェル・ワイズ、ルイス・ガスマンと3人もダブってる。

今回もホフマンはワリ食ったなぁ。最後でいいシーンがあったけど、手練手管の野郎たちの中で正義感だけで通しちゃうのは厳しさに欠けるキャラだった。

久しぶりにクリフ・カーティス見た。相変わらずいろんなキャラに化けるけど、今回は見せ場不足。

iMac とiPod見てミニが早く欲しくなったよ。

(☆4つ)

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