今夜はアテネ予選と砂の器というおいしいネタがあるのだが、サッカーはもう・・。忘れよう。よって、こちらもイマイチだった「砂の器」。

ラス2つ前になっても和賀の過去の解明やらないんですね。少しずつほぐれてはいるが、今夜も原田芳雄は語らず。
若い人は捜査のゆくえも気になるかもしれないが、映画版や佐藤浩市版を見ているオジサンは、和賀の「宿命」がなんだったかを解きほぐす回想シーンがひたすら見たいのだ。

なのに、相変わらずワンパターンな中居君の苦悩する表情ばかり。しかもセリフはかなりイマイチ。和賀が寡黙なキャラでセリフが少ないのが不幸中の幸い。

それを毎回助けているのがベテランたちだが、謙さんと松雪のシーンになるといきおいテンションが上がって画面がしまる。

今夜の松雪は女優魂全開。涙を流すどころか鼻水まで。それをそのまま使うディレクター、NGを申し出ない松雪やマネジャーもエライ!申し訳ないが「少林サッカー」のチャウ・シンチーが「喜劇王」で見せた鼻水パフォーマンスを思い出してしまった。(写真がそれなんです)

マジメな話に戻して、どうやらハンセン氏病にかわる千代吉の過去は「30人殺し」でいくらしい。過去のテレビ版も設定変えて過失殺人とかにしているのだが、どうしても弱い。やっぱこの際30人くらい殺しとかないとインパクトないのかな〜。

真っ先に連想するのが「丑三つの村」や「八つ墓村」で使われた<津山三十人殺し>。そのまんまだね。「村」社会でのおどろおどろしい因習の世界。
ハンセン氏病の差別と偏見も閉鎖的な日本の「村」的風土から生まれたものだから、着眼点は共通するのかも。

結局、涙なみだの回想シーンはラス前と最終回に持ち越されてしまったが、謙さんの独壇場で盛り上げてくれるでしょう。原田芳雄もがんばってね。

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