ジェニファー・ジェイソン・リーが壊れた妹を好演してる中盤あたりまでは良かったんだけど・・。

昔見た「ミスターグッドバーを探して」を思い出し、あんな感じを期待したが後半はどんどん猟奇殺人のサスペンスになってしまった。ヤバいストーカー、ケビン・ベーコンも都会の孤独を強調させるキャラだと思ってたら、いつの間にか犯人探しのオトリ伏線として使われてるだけで終盤は出番なしだし。

映像の色あいがとてもきれいで、フォーカスを浅くしたボカシの多用や動きのあるカメラワークなどいまどきのミュージック・ビデオ風味。音楽を抑えてテンション高めた映像は彼女の心理描写に使われれば斬新にも思えたが、血糊や切り刻まれた死体など今さら映して欲しくなかった。

地下鉄の額面広告の「words」やオープニングで舞い落ち終盤で彼女の太ももに張り付く「花びら」など効果的なモチーフを使いながら、オチがつけられずに放ったまんま。

今回は商売優先ってことでしょうか。

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