「シルミド」

2004年7月8日 映画
昔の東映映画のようなノリでございました。てゆうか配給は東映だった。

最初から最後までテンション絶頂なので疲れる。大袈裟な音楽が始終タレ流し。最初の5分くらいでもうダメダメなかんじ。ベテラン監督らしいので最近のニューウェイブな韓国映画とは全然違ってた。

2時間越える長さなのに主要人物の背景を描く人間ドラマがほとんどない。主人公の一人、第3班長の父親が北に寝返った軋轢が明かされるのはやっと半ばを過ぎてから。他の主要キャストに至ってはほったらかし。これでは泣けと言われても泣きようがない。

軍と中央情報部のご都合主義な官僚体質についてもえぐりが足りない。熱い男の野郎映画として楽しむ趣向もあるだろうが、史実を基にしているだけに劇画調の演出は適切ではなかったと思う。

「火山高」の悪いハイパーおにいさんが、教育する側の熱血漢でおいしい役どころだった。この人ミョーに印象のこる。
(☆2つ)

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