「浮き雲」

2004年7月20日 映画
なんだか「過去のない男」を追体験してるようだった。似たようなパターンでほとんど同じ役者。やっぱ先に見ておくべきだった。

「過去のない・・」の方が後発なだけに、記憶を失くしたりとか前の家族のこととかヒネリが効いてるけど、こっちは一直線に職を失って貧乏のズンドコ。自分も失業してプーだった時代があるし、今勤めている会社もかなり傾いているのでズシンときた。明日から実直に努力しよう!と思わせる良い映画だった。たぶん明日には忘れてるが。

主演の女の人、「過去のない・・」よりもエモーショナルなかんじで良かった。画面の色合いもすごくキレイ。それから例によってレストランのライブのシーンがあってここでの歌もじわ〜んときました。

カウリスマキで見たのは他に「レニングラード〜」の1作目と「コントラクト・キラー」だけなんだけど、とぼけたユーモア、ペーソスだったのがどんどん濃い味わいになってきて人生の○○○○そのものに煮詰められているかんじ。○○○○って言葉が浮かんできません。あ〜オレの人生って薄いのね。(☆4つ)

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