引っ越してます

2005年6月5日
放置してることさえ忘れてた。
削除した方がいいんだろうけど、けっこう昔のもあるからもったいないかな。
現在は「はてなダイアリー」で継続中です。
http://d.hatena.ne.jp/chef7/
ずっと日記さぼっておりました。「はてなダイアリー」というところでは更新してたんだけど、同じ内容こっちに貼ってもつまんないなぁと思って。別のこと書こうと思ってもそんなネタないし。
とりあえずまた復活。

日曜日はカーチャンがチケもらってきたので、カニエ・ウエスト君をチェックしに舞浜まで行った。
初めてのNKホール。思ったより小さめ。関係者席だったのでスタンディングじゃなくてホッとした。腰がやばくてコルセットしてるんだもん。

いちおうコンサートのつもりで見に行ったのに、どっちかつーとイベントだった。お目当ての蟹江君は4曲程度でさっさと引っ込む。ダンサーもいなくて後ろにDJいたけどカラオケみたい。「All Falls Down」聴けただけ良かったか。

2番手ケミストリーはバックバンドにストリングス付き。それでも4曲くらいで終わり。

トリのBLUE登場に黄色い歓声でびっくり。人気あるのね。これもカラオケ。今度は4人とも声量ありまくりでうるさい。黒い人もいたけど白人なんでカッコ悪いなぁと差別的なわたくし。

会場で配っていたおみやげの中にコンドーム入っておりましたが、私には無用の長物のようです。今年もコンドーム使った記憶なし!というかコンドームが必要な行為をした記憶もなしですから。残念!

「華氏911」

2004年8月24日 映画
井筒のオッサンがボロカスに言うてたけど、それも仕方ないような強引すぎる作り。彼の場合ドキュメンタリーではないのはいっこうにかまわないが、あらかじめ決まっている結論・主張に合わせて映像をはめ込んだようなかんじがいかにもで醒める。

フセインとビンラディンを悪の枢軸と決め付けたブッシュを同じように個人攻撃。階級社会や大国→小国の支配構造が戦争を産みだすと言っておきながらも、その構造的問題の解明をせずにブッシュや取巻きを揶揄・批判するばかり。
ブッシュの再選を阻止したいという気持ちの先走りがそうさせたのだろうか。仮に民主党が勝ったとしても戦争を産みだす支配構造は簡単には変わらないと思うのだが。

それでもイラク侵攻や住民・兵士双方の痛々しい映像は無知な自分にはかなりインパクトあった。
前半はブッシュのアホなキャラを茶化して笑わせておきながら、後半は例の突撃取材を絡ませて戦死した米軍兵士母親で泣かせる。パロディとマジメのバランスが悪くて心の置き処に困ってしまう映画だった。流行りモノになってしまった「商業映画」を涼しい映画館の中で眠気をこらえて観るという居心地の悪さ・・。せめてブッシュ政権に盲従する小泉政権に投票することだけは最低限やめておきたいと誓うのみでありました。
(☆3.5)
きのうWOWOWでやってた。劇場未公開みたい。

オープニングでレイ・チャールズがスタジオに現れて、クリント・イーストウッドとピアノを前に座ってトーク。以後いろんな人がイーストウッドと語り合う。ブルース探求というより、「クリント・イーストウッドとおじいちゃん達」なノリ。BBキングとか、ピアノマンじゃない人も出てくる。

レイ・チャールズ元気そうには見えたのだが、話の途中で何度も咳き込むんだけどタバコ吸ってるよ・・。オイオイ。これじゃ死ぬわな。肝不全らしいけど。

ファンにはヨダレものの映像もあるのかなぁ。出てくるミュージシャンが女の人も含めて太った人ばっか。食料事情いいのね。
ドクター・ジョンの演奏してるの初めて見た。学生の頃、細野晴臣マニアの人がいて、ドクター・ジョンまで聴かされたけど、こういう人だったのか。
イマドキのヒップホップやR&Bは好きなんだけど、昔のソウル、ブルースに遡るとイマイチなんだよね。どうしてわかんないんだろ。ブギウギとかビバップとかリズムがはっきりしていてノリのいいやつは楽しいんだけどね。
ストリート・ミュージックという括りでチャックDやコモンも出てたのはうれしかった。

WOWOWのブルース特集→http://www.wowow.co.jp/blues/
1曲目で中近東シタールがピニョーンとかなってちょっと困ったが、2曲目以降はいつものオレンジ・ペコーに戻る。

あいかわらず非日常なよくわらない歌詞だけど、5の「にわか雨」、6の「ソングバード」あたりからポップで聴きやすいかんじになってきて、クラブ系なアレンジも増えたかんじ。9とか大沢伸一ぽいし。長尺の大作がないからドライブ・ミュージックにもいいかも。

あくまでもヴォーカルもサウンドの一部として全体をコーディネイトしてる男の人と、ヴォーカルに自分を込めたい女の人のせめぎ合いが微妙にスリリング。

アーチストHP→http://www.orange-pekoe.com/
神奈川県立近代美術館の葉山館に行ってきた。
お盆といっても横浜横須賀道路はさほど混んでいなくて家から30分で着いた。初めて来たが御用邸のとなり、海際のいいロケーションで建物も新しくてきれいだった。

テーマ展示は「柳宗悦の民藝と巨匠たち展」。
彼自身が西洋美術やウィリアム・ブレイク→朝鮮工芸→木喰仏→日本の民芸品と変遷してるし、出会った人達の作品紹介だけでも膨大になるのでざっと流れを辿っただけだが、自分のような初心者にはわかりやすくて良かった。

ヨン様の「スキャンダル」でも垣間見られた李朝美術で描かれる花の絵柄は素晴らしかったし、河井寛次郎、濱田庄司の陶磁器には思わず唸ってしまった。

目黒の民芸館での特集は見逃してしまったが、バーナード・リーチや河井寛次郎、濱田庄司、富本憲吉などに興味を広げる楽しみができた。

ミュージアムに併設されたカフェは海が見渡せて季節外れの平日なら言うことなし。隣りの「しおさい公園」の池と庭園も和める。妻と一緒に楽しんだけど、これで下見はOK!!(爆)

葉山館HPは以下のアドレス http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2004/yanagi040625/index.html
健在ですね。夏ですね。

僕の場合、パリス・マッチは完全にドライブ・ミュージクなわけで、どこかへおでかけしないと良さがわかりません。家で一回聴いたかぎりでは可もなく不可もなく。彼らはスノッブなオサレ系のようでいてどこかに見え隠れするほんのりパッションがいいんですけど、今回のはまだその辺が見えてきません。やっぱ軽井沢とか伊豆・箱根とかにドライブ行かなければ・・。相手がいない!

1.オープニングにぴったりな夏全開のクラブ系サンバ

2.ヴァイブが涼しげでございます。

3.ちょい前でハネルるようなリズムで軽快に。ホーンが彼ららしいですね。

4.松原正樹のサンタナ風ギターソロ。ここまで、高速走ってれば絶好調。

5.ピアノとストリングスのバラード。今んとこ普通でつまんない。

6.典型的昔のLA風AOR。エレピとハーモニカが雰囲気です。

7.アル・グリーンできました。反則とも思えるボッサジャズ。吉川忠英の控えめなアコギがかっこいいんです!僕は大昔の彼のソロアルバムが密かな愛聴盤です。

8.無国籍風ラテン。フルートがなんかせつない。

9.フレットレスベースが効いたボッサ。まぁ、いかにもですけど好きです。

10.リー・リトナーかというカッティングギター。ホーンが良いんですよ。まんま昔のAOR。

11.ほんと昔のまんまなハネるベースライン。良くも悪くも懐古趣味。

12.これも典型的なパリスマッチですね。サビのホーンから落ち着いてヴォーカルメインに移るとこが好き。

こうして聴くと最初だけイマドキな印象あるけど、後半は何も変わらないですね。むしろノスタルジーが深まったかんじさえある。ミュージシャンも昔の人だらけだし。

それはもちろん好きなんだけど、歌詞だけはさらに昔の男女観というか、一歩引いて男を待つようなとこがあって好きじゃありません。ウェットです。カッコ悪い。ヴォーカルの彼女が全部歌詞も書いて欲しいです。

「箪笥」

2004年8月12日 映画
(ネタバレあり!)

売れ線狙いですね。
<解き明かされる家族の秘密>って全然解き明かされない。
怖がらせるシーンが多すぎる。「リング」かよ!って、そんなの全然いらない。

そんなことより家族の人間ドラマをじっくりやってくれたら泣けたのに。継母がキライっっていうのは、実の母が大好きってことだろうけど、そのあたりのエピソードがなんもなく最初から精神に異常をきたしている実母。

揺れ動く思春期を支えあう姉妹の結びつきにしても描写が足りない。回想シーンマニアの僕にしてみれば日本の2時間ドラマよりも足りない。

いくつのドンデン返しにはそれぞれやられてしまった。もともと「シックス・センス」、「アザーズ」系と思い込んでいたので的を絞れなかったが、終盤で父親が屋敷に招き入れる来訪者については当たらずとも遠からずだった。つまりそういう方向に絞れればおのずと答えは見えてくる。しかし、そんなドンデン返しよりも情念のドラマを見せて欲しかったのだ。

映像は綺麗で色彩感も良いのだが、マセラッティや西洋かぶれな屋敷の内装・調度品などが裕福な家系を想起させるわりに、それがストーリーに活かされていない。ありがちだけど、「家」の格式やしきたりが個人を抹殺するおどろおどろしさも好みなので。

役者はみんなうまかった。妹は演技力よりいたいけな佇まいが絶品。姉も喜怒哀楽の使い分けうま過ぎで将来楽しみだが入れ鼻ぽい鼻の高さにそっちばっか見てしまった。個人的には色っぽかった継母役のCXの島田彩夏がピカイチです。

文句は言ってもやはり韓国ホラーは水準以上に楽しませてくれたが、最近では「4人の食卓」の方が怖かったし、格が違うと思った。

それと、公式ホームページの日本語版はダメダメ。中身と関係ない外人のうるさい主題歌が流れて雰囲気ぶちこわし。韓国のHPの方を絶対見るべき。(☆3つ)
韓国サイトhttp://www.twosisters.co.kr/
眠いのにがんばって9時に幕張きた。待ち合わせのK君はまだ家で寝ていた。

_| ̄|○

ツワモノだ。マリンスタジアムあつい。日陰のスタンドでねる。

《ライムスター》初めて音出たとき踊りたくなった。でも30分くらいで終り。がっかり。グレイゾーンのDJ-JINがラップする曲でダンサー出てきてもりあがったのに・・。終わり頃K君到着。

《BORIALIS》若いくていいな。ギター二人もいるのかな。DJ&スクラッチは黒人。味付け的にスクラッチが多用されるけど普通のロック。眠くなってくる。

《JURASSIC5》アリーナ前の方に侵入。よがったー!みんなメンバーも遊び心いっぱいで楽しんでいました。

二人のDJバトルが面白くて特にカットケミストは出色。昔で言うトランスフォーマースクラッチがメインなのだが、フェーダー操作も交えておじさんにはよくわからないフレアスクラッチとかクラブスクラッチとかの複合技だったみたいだ。大画面に映し出される手元のアップに見入ってしまった。

ニューマークの方は、きれいにカラーリングされたレゴのようなブロックを差し込んで、サンプリングされた音を出すというオモチャのようなマシン2台でソロプレイ。楽しい!

その後二人はポータブルを首から下げてステージ前面に。カットケミストはおもちゃのようなレコードプレイヤーを持ってコスリ。笑わせてくれました。アリーナはさすがに暑い。もうこれでグッタリ。

《LOSTPROPHETS》スタンド席の日陰に避難して、席5つくらい占領して横になって爆睡。これだけの大音響でも眠れるもんです。メロディックなコーラスは気持ちよく眠れますがドラムとベースのズコズコはお腹に直接きます。

《N.E.R.D》アリーナに下りる予定が、疲れが取れず次のNASに備えてスタンド観戦。(野球ぢゃない)タトゥーだらけのファレル君元気にエンターテイナーしてました。バンドもツアーを続けているので非常にまとまっている。適度にキャッチーなポップス寄りのロックな感じ。やっぱ彫り物必須だな。オレもピカチューとか彫りたい。

《NAS》陽も傾いてやや暑さの和らいだアリーナ。DJプレイが続いたあとNAS登場。白いTシャツにウォッシュドジーンズのクォーター。典型的タレ目レイバン風サングラス。普段着ないで立ち。DJ一人にMC一人。ヒップホップでは当たり前といえば当たり前だが、ショーアップされた昨今では異色。手抜きの出稼ぎな感もあるが、ステージでの存在感はさすがで威圧感がある。デビュー当時の小僧な感じはなくて、DVDで見たときの太め感はやや解消されてマッチョな感じさえある。大画面の映像も彼を下からあおりぎみに捉えた映像がカッコ良くて。ホレボレしてしまう。

ラップはDVDと同様に野太い吠え声になっていて、アルバムで聴けるしゃがれたダミ声なテイストが薄れているのが残念。1時間足らずな時間ながらも矢継ぎ早に名曲オンパレードでお腹いっぱい。キメのポーズでサングラス取ったときはウットリして思わずパンツ脱ぎそうになった。ウソ。

《スチャダラパー》初めてメッセに移動。産業道路を迂回するのでけっこう歩く。メッセは空調効いてるしアジアン屋台みたいな出店が豊富なので居心地良さそうだ。

会場はスタジアムにはかなわないけど結構入ってる。やっぱ屋内は照明が効くのでいいや。

相変わらずマイペースなノリでスチャダラ登場。ロボ宙君もいました。

途中MCできのうのアジアカップの話が出て、「民度の低いチャイナ」発言に場内盛りあがる。その後、ジーコの3バックの話になったらなんと「今夜はブギーバック」の前フリだった。

「今夜はスリーバック!!!」で観客いっせいに前に押し寄せる。なんでこんなに盛り上がるの?

基本的に「9th sense」中心の選曲だけどダンサブルなアレンジにして盛り上げている。ベテランってかんじだ。K君は大喜びだった。

ラストの曲は「サマージャム」。なので「サマーソニック2004」になってた。この曲、個人的にも一番好きなのでとても感動いたしました。

《BEASTIE BOYS》急いでスタジアムに戻ると中は満員、外は真っ暗になっていた。スタンド上段で観戦。中央のDJブースと左右の箱セットにビジュアルイメージが映し出されて夜のコンサートらしくなる。映像DJもいるんかな。ワルガキ3人組はかなり落ち着いたかんじ。DJのアレンジもヒップホップ寄りで、パンクなイメージは消えている。僕的には楽しかったが大勢の若者たちはトリにパンキッシュなパフォーマンスで大暴れを期待したのではないだろうか。

観客を見ているとタテノリで盛り上がってピョンピョン跳ねるのが一番目に付く。ラウドロックも多かったのでヒップホップファンはけっこう少なかったのでは。

アーチストの動員力のバランスもあるけど、スタジアムはラウドロック系、メッセはヒップホップ系でまとめて欲しかった。

ラストのスケッチショウ見れなかったのは残念。スチャダラとダブッたTHE MAD CAPSULE MARKETSは興味本位でアリーナの大騒ぎを見てみたかった。

幕張で飯食って帰ったら東京駅は終電で家には1時近かった。日焼けもしてしまったしグッタリ。野郎二人での観戦だったけど、おじさんには良い夏の思い出になりました。
こういう映画は無条件に楽しめばいいわけでいちいち難クセつけるのは無粋というもんだが、それにしてもバランスが悪い。

主役のトニー・ジャーは顔の演技はまだムリなのか、人なつこい笑顔を見せたブルース・リーほどの表情は作れない。それを補うのが同郷出身のチンピラ・中村梅雀なのだが、泣かせの勧善懲悪も、村を飛び出した背景などいまいちわからず感情移入できない。

かと思うと敵ボスもたいしたことなくて、悪いことはしてるのだがその見せ方がダメ。たまに見かける(昔アンディ・ガルシアが変装してやってた)喉に発声装置つけてしゃべるキャラだけど声は変わっても抑揚は出るはずで、「平成教育委員会」みたいなコンピュータ・トークには苦笑。

格闘のバランスも、一撃で倒したかと思うと、モロに膝や肘が入ってもまた起き上がってきたり、どうもスッキリしない。一撃必殺の方が凄みが出ると思うのだが。痛さはものすごく伝わってきました。ホントに当ててんの?

ムエタイの独特の動きやスピード感は新鮮だったけど、ストーリーはかなりダメダメ。

笑い(ジャッキー)なのか熱血(Bリー)なのか焦点を絞ってくれたらもっとイケたのに。

日本も仏教あるけど信仰心の度合いが違うので、仏像の奪回に命を賭けると言い放つとこやピンチに仏像の顔見て闘志が復活することなどただただ驚嘆して(笑って)しまった。

いや、十分に楽しませてもらったわけですが、昨年の「少林サッカー」同様に映画秘宝的なノリで礼賛一辺倒な風潮にヘソ曲げたかっただけ。
☆3つ)
妻につきあわされて見た。続編はどうも乗り気がしない。どうせなら「スパイダーマン2」見たかったな。

新キャラの殺し屋ネコが全然ダメ。必殺技だけは笑えるが、その他の部分ではキャラが立っていない。その分前作で爆発したエディ・マーフィ・ドンキーが出演時間の割り食ったかんじ。

かわりに今回のブレイクは国王と妖精ゴッドマザー、あとピノキオあたりか。悪乗りのパロディネタがガンガン出てきて笑わせてくれたけどストーリー的にはどうでもいいかんじ。

CGはさらに細かくなっていて、見せつけるためにわざわざ突っ込んだような髪の毛フンワリのスローモーションとか、国王の表情の質感とかがリアルでビックリ。
(☆3つ)
オヂサンはじめて聴きました。ジャケットからしてミニマルなエレクトロニカとか思ってた。

ピチカートとかテイ・トウワとかのいいとこどりみたい。意外にヴォーカルがキュートで情緒あります。

なんか聴いたことあるメロ多いな。テレビ番組のテーマ曲とかもやってるのね。

ドライブミュージックにいいぽいぞ。夏の終わりに箱根とか軽井沢とか行くときに聴いたらウルウルしちゃうかも。

Brandy/Afrodisiac

2004年7月26日 音楽
世の移り変わりは速いもので、あれほど売れていたロドニー・ジャーキンス切られちゃった。

たしかにシングルは良かったけどアルバム全体ではいまいちだったし。

でも今回はティンバランド。アリーヤの影が大きいだけに比べられるリスクもあるのだが。

1回聴いただけではアリーヤには及ばなかった。あそこまでのワールドがない。彼女の声はシャウトぎみになると割れるので1stのキース・クロウチのような骨太ファンクの方がかっこいいと思うのだが。それでは今どき売れないのだろう。

ここでもカニエ君登場!シングルになったけどこれは不発ぎみ。もう1曲の方は良かった。でもこれどっかで聴いたぞ。ってサンプリングしてんだから当たり前か。

アルバムはバランス取るためか他のプロデュース曲も入ってるが、ティンバ1色に染めて欲しかった。できればティンバ丸出しのファンクな3曲目から始めてくれるとカッコ良かったのに。マグーとのソロ(?)のときみたいに中近東ズンドコとかもあるけどなんか合ってない。11と14の、別プロデューサーの曲はいらんかった。

離婚とかして人生の荒波乗り越えてるらしいけど、歌にその根性込めてほしいよ。
ビースティ久しぶりだね。僕は「Paul’s Boutique」が一番好きというファンキー好きだから、バンドっぽかったアルバムは全然ダメでたぶん彼らの良さがわかってないと思う。

今回はその「Paul’s…」に近いかんじのオールドスクールなんで僕は大好き。チープなドラムマシンもいいし、何より大キライなギターのディストーションが聴こえてこないのが良い。

2とか13とかのファンキーさにはしびれます。ベストトラックは7の「Hey,Fuck You」ですね。原点ってかんじです。

けっこうしょぼい電子音が効いてますね。オールドスクールなひぷほぷというよりはテクノな感触もありました。

「浮き雲」

2004年7月20日 映画
なんだか「過去のない男」を追体験してるようだった。似たようなパターンでほとんど同じ役者。やっぱ先に見ておくべきだった。

「過去のない・・」の方が後発なだけに、記憶を失くしたりとか前の家族のこととかヒネリが効いてるけど、こっちは一直線に職を失って貧乏のズンドコ。自分も失業してプーだった時代があるし、今勤めている会社もかなり傾いているのでズシンときた。明日から実直に努力しよう!と思わせる良い映画だった。たぶん明日には忘れてるが。

主演の女の人、「過去のない・・」よりもエモーショナルなかんじで良かった。画面の色合いもすごくキレイ。それから例によってレストランのライブのシーンがあってここでの歌もじわ〜んときました。

カウリスマキで見たのは他に「レニングラード〜」の1作目と「コントラクト・キラー」だけなんだけど、とぼけたユーモア、ペーソスだったのがどんどん濃い味わいになってきて人生の○○○○そのものに煮詰められているかんじ。○○○○って言葉が浮かんできません。あ〜オレの人生って薄いのね。(☆4つ)
もう終わった方々のように思って無関心だったが、聴いてみるとなかなかの拾い物。

カバーだから当たり前だけど名曲揃い。サウンドもコーラスもさりげないとこが良いです。

いつもだと一通り盛り上げたあとモリス弟のハイトーンでイクというパターンに飽きていた(これも好きではるが)ので、名曲の忠実カバーはそれをさせないから結果的に良かった。モリス兄やショーンのリードもたっぷり聴けたし。

しかし、このあっさり加減はどうしたことだろう。日本先行発売って言っても企画モノのデモテープなかんじで新作としてプロモーションするクオリティに思えない。

東京フォーラム行った友達の話でも4人バンド+減った3人で、スタイリスティックスやベンチャーズの地方巡業みたいだったそうだし、なんかしょぼい。もともと彼らはそういうスタイルかも知れないけど、オリジナル新曲もガッツリ出して欲しいです。ミスター・スリム=ショーンのナヨナヨな声がスキ!

「シルミド」

2004年7月8日 映画
昔の東映映画のようなノリでございました。てゆうか配給は東映だった。

最初から最後までテンション絶頂なので疲れる。大袈裟な音楽が始終タレ流し。最初の5分くらいでもうダメダメなかんじ。ベテラン監督らしいので最近のニューウェイブな韓国映画とは全然違ってた。

2時間越える長さなのに主要人物の背景を描く人間ドラマがほとんどない。主人公の一人、第3班長の父親が北に寝返った軋轢が明かされるのはやっと半ばを過ぎてから。他の主要キャストに至ってはほったらかし。これでは泣けと言われても泣きようがない。

軍と中央情報部のご都合主義な官僚体質についてもえぐりが足りない。熱い男の野郎映画として楽しむ趣向もあるだろうが、史実を基にしているだけに劇画調の演出は適切ではなかったと思う。

「火山高」の悪いハイパーおにいさんが、教育する側の熱血漢でおいしい役どころだった。この人ミョーに印象のこる。
(☆2つ)
たしかエレクトロニカのコーナーにあったような気がしたが、アコースティックなミニマル風即興演奏らしい。

暑いときにぴったりで流してBGM的に聴けるなぁと思ったのは2曲目までで、その後はときおりテンションが上がる。3曲目でバイオリンとギターが不協和音合戦したり、局地的にバトルしてます。不協和音さえなければ「裏ペンギンカフェ」みたいに楽しめるんだけど。部屋でお香焚いて本読むときにいいかんじ。
シネスイッチの最終日に見た。団体で来ているのか、おじいちゃん、おばあちゃんで満席だった。

たくさんの人にやさしく看取られながら死ねるなんて幸せですよ。と思いながらも痛みや苦しみが無いのなら一人で安らかな死を迎えたいとも思う。

<好色な社会主義者>は愛すべき人物だったけど、意外に普通な人だった。息子が金持ち証券マンで何でも金で解決するのが少々鼻につく。結局金のおかげで幸せな最期を迎えられたわけだし。BMWが出てきたとたんにヒガミでヤな気分にはなった。

すべてが奇麗事のように丸く収まってしまうが、それも許せてしまうやさしくウィットに富んだ会話と演出。 出てくる固有名詞がおもしろい。クリス・エバートは僕も子供のころ憧れた。「アスタラビスタ」に「ベイビィ」で答える合言葉とか細かくくすぐってくれる。

ヤク中役の女優さんの目線がすてき。おいしい役どころではあるけど、カンヌで主演女優賞もうなずける存在感でした。

全体に、リアルよりもファンタジーに振った演出と割り切れば楽しめる内容だった。ハリウッドとは違った独特の語り口にはまったかんじ。
(☆4つ)

「クラッシュ」

2004年7月2日 映画
公式HP→http://www.bestlife.ne.jp/crash/

WOWOWで見た。カーレース好きの弟に前から薦められてたが、あの奥山監督ということで色メガネで避けてた。何気にテレビで見たがかなりズッシリきた。

何より事故映像の火柱が衝撃的。衝突時に相手の車のガソリンをもろに被ってしまったらしい。

その後の臨死体験の話や火傷で再生しなくなった皮膚を剥がす話など見ているだけでヒリヒリしてくる。

「殺さないでください」と生きることを選び、立ち直った太田氏も凄いのだが家族の話も印象的で、特に幼い長男の「どんな顔でもパパ」だという毅然とした言葉には胸打たれる。しかし、さらに幼い長女は包帯だらけの父親を見てショックで拒絶してまったりというシビアな現実も突きつけている。奥さんもしっかりした口ぶりで、家族の絆が彼を再生させたのがよくわかる。若い頃はモデル級な美人だろうと思わせる美貌だが、苦難を乗り越えてきた強さを秘めた生活感のある美しさというか、魅力的な人だった。

淡々と進む展開だが、ナレーションやテロップが恣意的で音楽もセンチメンタルに流れすぎな気がする。メインテーマが繰り返し流れるのはしつこい。(この曲、良過ぎるよ)映画の出来としては特に良かったり悪かったりは無かったが、とにかく題材が衝撃的ということに尽きる。

このレース事故については主催者の安全対策をめぐって訴訟裁判が係争中のようだ。

裁判資料をまとめたサイト→http://www.r-style.to/980503/index.htm

太田氏支援サイト→http://www.r-style.to/kor/

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