いちおう地元マリノスのファンなんで、今年の戦力補強のぐあいが気になります。

アン・ジョンファンはもうけものだが、本人のモチベーションが一番問題。久保との2トップは楽しみ。

とか思ってたら、早くもユ・サンチョルがケガで長期離脱ぽい。今年はボランチかもっと前めで活躍してくれると期待してたのに。しかし、うまいこと中西がいましたよ。那須がU23とかにとられるし、カップ戦も増えそうなのでレギュラー獲るつもりでがんばって欲しい。

とにかく昨年は優勝したとはいえ、混戦ダンゴレースのハナの差勝利。今年も勝ってこそナンバーワンってもんです。

と鼻息は荒いんだが、開幕戦はレッズとだよ。

ホームつっても赤い奴の方が多いだろうし、三都主、闘莉王に野人とややこしい名前が増えて強力だ。マジやばいッス。
だましだまされのコンゲーム大会。

ネタバレになるから書きにくいけど、もうバレバレなんですよ。
普通に見ていても。

ピンチの修羅場から回想していくスタイルになっていて、映像も音楽もけっこうスタイリッシュ。(オーシャンズ11ぽい)
でも上っ面だけなかんじ。
人間関係にドラマチックなものが薄く、死んだ仲間の弔い合戦もどこかに消えちゃうし、レイチェル・ワイズとの恋愛も中途半端。
そのため、強奪作戦や裏切りにスリルがなく、どこか安心して見てしまう。

エドワード・バーンズは良かった!てゆかもともと好きなので。彼の度胸と頭の良さはカッコ良く描かれるのだが、ダスティン・ホフマンやロバート・フォースターなど、敵ボスとの「男くらべ」のバトルが足りない。

特にダスティン・ホフマンは「キレたら怖い」キャラということになっているが、その凄みの肉付けが弱い。もともと彼では無理がある上に脚本もしょぼいので、対決が盛り上がらん。

上っ面が良かっただけに中身もがんばって欲しかった残念映画。最後のColdplayの主題歌は良かった!
(☆3つ)
バルサが5−0。

アルバセーテですか、相手が相手だけに喜んでいる場合ではないが、控えに甘んじてたメンツが点とったのは良かった。
サビオラもクアレスマも先発!あ〜気持ちいい。
ダビッツまで点取ったよ。どっかで見なくちゃ。ロナウジーニョ抜きでどんな試合だったんだろ。

次はオサスナだっけ?楽な相手が続くけど、なかなか負けないんだよね、このチーム。守備が堅そうなので、大勝ちした次の
試合は要注意でしょう。
つーか信用できないんだよね。もうこっちの心が曲がっちゃってるよ。

本日WOWOWの申込書が来た!しかし先にカーチャンに郵便受け行かれて見つかっちゃった。う〜む、マズイ・・。
なにげに加入しておけばバカだから気づくわけねーと思ってたのに。いきなり出鼻くじいてしまった。
あわてて「なんかセールスだろ?」とかトボケたが、どーせバレそうだ。中途半端なウソツキは最悪です。
辛酸なめまくりの横浜ファンとしては是が非でも戻ってきてほしいところだが、山下監督の抑え構想はギャラードで決まりらしい。(値段を抑えるために横浜側が流した情報だったりして)

問題のひとつは、佐々木のコンディション。手術・リハビリを経た後、本来の状態に戻っているかどうか。年齢のこともあり微妙だ。佐々木のプライドもあるだろうけど、高津みたいに投球テストで判断してはどうだろうか。

優勝当時の貢献度はまさに大魔神さまさまだが、結果的に横浜にソデを振って出て行った人物。マリナーズ退団意思表明のときに「ベイスターズ」に行きたいと明言しなかったのも引っかかる。(バラエティ番組で出たときは言ったらしいが)
プロの評価はお金だから駆け引きも当然あるだろうけど、心情的にはラブコールして欲しかった。

巨人は堀内監督が河原で行くと言ってる手前、コロリと変えるわけにいかないが実は欲しいはず。ここはナベツネに悪役になってもらい(すでに充分悪役)、横綱審議委員会の席で「堀内くんはどうか知らんが日本球界の宝なんだから当然読売に来てもらう。今度やったらクビだ!」とか、わけのわからないこと言わせて金でぶっこ抜きのウルトラCはどうだろう。

難しいのは横浜側の対応で、獲らないわけにはいかないが、各ポジションの強化に金がいくらあっても足りないこの時期に一人で何億もかっさらうのは痛し痒しだろう。TBSが金出すから終身雇用含めてうまそうな話はしてるんだろうけど。

せめて同じセ・リーグ(特に読売)に流出しないことを祈ります。
超定番の刑事コンビものだが、副業に忙しいフォードと俳優になりたいハートネットの人間味のあるキャラが描かれて楽しい。てゆーかほとんどコメディ。

犯人捜しよりもそっちに比重がかかっていて、色っぽいシーンも盛り込んで飽きさせない。
犯人は中盤で割れるし、複数のエピソードの絡みが終盤でまとまってくるのもお約束。とにかく二人のウィットに富んだ会話のやりとりが面白い。ハリソン・フォードはどこでも携帯鳴りっぱなし。
カーチェイスのシーンでも携帯で値段交渉してるし。

ご老体にムチ打ってラストで延々とアクションするけど、あそこにもただアクションするだけじゃなくて知的な駆け引きを盛り込んで欲しかった。
ハートネットの方の収まりは、まあ合格。

それから、ラッパーがたくさん出ていてBGMもヒップホップが多いのがうれしい。
マスターP(こんな太ってた?)、KURUPT、アウトキャストのアンドレ君もいた。それからグラディス・ナイトが貫禄おっかさん。スモーキー・ロビンソンは手形広場のシーンらしいが気づかず。

とにかく久々に面白い刑事ものを見ました。リアリティはほとんどないお気楽ものだけど、笑いのツボをくすぐられた。監督は「さよならゲーム」のロン・シェルトン。「バッドボーイズ2」の脚本書いてるらしい。
1がひどかったので見る気もなかったけどちょっと気になる・・。
(☆4つ)
うー〜ん。

異国の地で魂の彷徨いをしている二人の淡い出会いと別れってかんじで、しみじみとするものがありました。

しか〜し、問題は日本が舞台ってとこですよ。東京=都市のデカダンは大事なファクターでしょうけど、日本人の特異性を言いたい映画ではないはず。

それでも、やっぱ日本人として笑うに笑えないというか、ことごとくコミュニケーション不全の連続なので、主人公の二人だけでなく見ている自分も凹んでくるんですよ。

マシューなんか、<軽薄>の記号として扱われてるし。

二人の心の揺れ具合が、ドラマチックなストーリーの中ではなく、孤立した疎外感を産み出すところのトーキョーで虚ろにさまようだけなので、よけいに説得力に欠ける気がする。要するに映画的な面白みに欠けている。

ケヴィン・シールズの音楽は良かったけど、Hiromixや藤原ヒロシなど全体にインディ系セレブな匂いが鼻についたのも事実。

ビル・マーレイは実にうまかった。S・ヨハンソン、「ゴーストワールド」や「バーバー」でヘンなキャラやってたど、やっと等身大な本人に近づいたかんじ。顔はいいのだが、ムッチリボディと巨乳は申し訳ないが不釣合いだ。

とにかく、いろいろと考えさせられるけど映画としていまいち微妙なのでした。
(☆3つ)

センターの人材難

2004年1月29日 NBA
久しぶりにNBA見た。

シクサーズは小指骨折のコールマンに続きアイバーソンが欠場で試合にならず。一時はダブルスコア近くまでいった。
結局94−76だっけ?つまんない試合だった。

アイバーソンはじき戻るだろうが、コールマンは長引きそうなので
センター不在が響きそうだ。

対するネッツも、モーニング引退後のセンターがネック。先発のコリンズは攻撃ではポストとスクリーンはこなすが得点少なく、アーロン・ウィリアムスと合わせてやりくり中。
何よりリバウンドのチームトップがガードのキトルズの5では情けない。

テレビ解説でもほめてたシステマチックな運動量の多さはチームとしての成熟度が高い証拠なのだろうが、インサイドの弱さはプレーオフではかなり厳しいかも。

最近注目はキャセールとスプリーが入ったウルブズ。
今からプレーオフが楽しみだ。

「25時」

2004年1月28日 映画
涙が止まらなかった。

現代版アメリカン・グラフィティみたいな、
ベタな人情ものとも言えるのだが、
登場人物たちの熱い想いを絡ませながらも、NYの、アメリカ社会の重い現実も同時に叩きつけてくる。

スパイク・リーにしては意外に引いて醒めた目線。
主人公はアイリッシュだし、仲間も雑多な人種。
ラストももろ白なブルース・スプリングスティーンで締める。
また一段高みに昇ったかんじ。

さすがはノートン出演作だが、彼よりも周りのうまさが目についた。
特にバリー・ペッパー(ノートンを食うカッコ良さ)とホフマン(独壇場のペーソス!)がそれぞれ持ち味存分に発揮。

(ネタバレ!)
ラストでさわやかな感傷に落とさずに現実に引き戻したのも良かった。
あそこは、絶望とも希望ともとれるけど、僕は両方いっぺんに押し寄せてきて、またあとで涙がこみあげてきちゃった。

冷静に考えると、ドラッグディーラーとして彼が犯した罪の重さは棚上げされたままだし、「ファック・ビンラディン」から9.11に繋がる歪んだナショナリズムも見受けられるんだけど。

結局、自分の人生では今までもこれからもありえないような悲しく熱い友情・愛情への憧れがツボにはまっちゃったのかな。
早くも「ドッグヴィル」を超えるやつが出ました。
地味な佳作だけど。
(☆5つ)
昔のテレビ版はおぼろげな記憶しかなく、もう一度みたくなりビデオ探しました。

結局見つけたのは映画版。TV版より短いが2時間越えて長い。

それでもテレビに比べれば大勢のキャラをさばくのは至難の業で、里見助教授の心境や家庭での暮らしぶり、東教授の娘の絡みなど、かなり省かれているので流れが随分唐突に感じる。

何より主役である財前に後半の見せ場がなく、ヒゲを蓄えてえらそーになった田宮二郎はただの「悪い阿部寛」で終わっている。母親とのエピソードや、妻、里見との絡みもなく、彼のハングリーな上昇志向を支えるものが何なのかがわからない。

その年のキネ旬1位らしいけど、教授選と誤診裁判の2つを盛り込んだのは苦しかった。丹念にそれぞれのキャラが描かれるTVシリーズが見たくなった。キャストもかなりダブってるし。

脇役のキャラ合戦は秀逸。義父の町医者は石山健二郎という人で、ハゲ頭の豪快な大阪人。西田敏行も痛快だが、たぶんこれを見てズラを付けてでもキャラ造りしなきゃならないと思ったのではないか。鵜飼の小沢栄太郎も現実主義なセコさとプライドがないまぜになったやらしいキャラで、伊秩さんもかなり意識してるかんじ。

これだけの権謀術大会の渦中で、大河内や里見のピュアさかげんは宇宙人的。あまりの価値観のギャップに、見ている方は「何を眠たいことゆうてんねん!」とイライラし、裁判での加藤嘉の裏返りそうなハイトーンボイスに爆笑する始末。

こんな不遜な見方しかできないのは、腐敗が当たり前の現代に見たからでしょうか、それとも、映画より先に次の手がいくつも浮かぶくせに、会社ではひたすら窓際コースを突き進んでる私自身の資質によるものでしょうか。
(☆3つ)

移行してます

2004年1月27日
新バージョンで日記書いてます。

http://diary.note.ne.jp/d/14291

http://diary.note.ne.jp/top.phtml
いや〜ホッとした。

クライファートが点取ったのも良かったし、無失点もよかった。オレゲルっていう人たたき上げ?がんばってるね。

しかし、ダービッツが加わってトコロテン式に押し出されたのはなぜかサビオラ。つーか、どうももともとライカーの好みでないらしい。
クライファートとは好対照なタイプだからピッタリ合いそうな感じなのに・・。

こうなると欲が出て上を見たくなるってもんです。しかし次はまた国王杯。日程きついね。前回負けてるだけに落とせないカードだが、カップ戦は別メンバーとかしないんでしょか。
僕としてはこの際リーガだけに集中して欲しい。

きょうTさんより日本代表戦の誘いがあったが、マレーシア戦。
すごいね。たまにしか見ない奴らが鹿スタのチケット買うか?
あいつらわかってんのかね。親善試合だから延長ないけど、終わって一杯やってたら確実に終電乗り過ごすよ。

7日の夜はなぜか合コンなので即時に鹿スタを蹴る。
そしてN君誘って12日のイラク戦のチケットを買った。
川渕にしてはめずらしくイラク復興なんてカッコいいこと言ってるが、あくまで民間レベルの慈善活動であって欲しい。
試合前セレモニーに外務省の役人とか皇室とかしゃしゃり出て政治的に利用されるのだけはカンベンだ。

欧州組いないけど、久保がまたチャンスなので期待します。
石川が7番!背番号が即先発を意味するものではないが、使って欲しいですよ。

予選の初戦を見たかったが、直前の仕上がりをチェックする大事な試合と思って応援します。
てゆーか、仕事切り上げられるか非常に心配。
あの「TRICK」をパロったエロVシネマ。

低予算でチープな作りながら、かなり細かいとこまで似ている。
タイトルバックの色のついたタマゴからはじまって、
主役コンビの役づくりだけでなく、ヅラの刑事と広島弁の刑事までいる。
堤幸彦風なヘンなカット割やオリエンタルな音楽・SEまでがんばっている。

ここまで似ていると、中途半端なHシーンはテンポを落とすだけでかえってジャマ。
主役の子はやっぱ貧乳(失礼)だったが、乾貴美子を美人にしたかんじで良いぞ。

すでにシリーズ化されてるらしいので次のも見ようかな。
てゆーか、ここの会社のやつほとんどがバロディ版ばっかじゃん!
新作ばっかじゃないけど、いちおう昨年よく聴いたやつを振り返ります。

1.Hip-Hop Undergroud Soul Classics/Pete Rock

2.Petestrumentals/Pete Rock

3.Subject/Dwele

4.The Owners/Gangstarr

5.Juslisen/Musiq

6.Second To None/Chemistry

7.Situational Ethics/3582

8.This Is Not A Test/Missy Elliott

9.Phrenology/The Roots

10.Metaphorical Music/Nujabes

新作じゃないのもあり。

ピート・ロック以外は順位はてきとう。

大御所2人と新鋭Dweleを楽しんだ1年。

ピート・ロックは昔のやつが再発されて、良かったのはINIの方

だったけど、とにかく別格。

東系ヒップホップとネオ・ソウル系が好きみたいだ。

他には、

Colored Section/Donnie

Charm Bracelet/Mriah Carey

とか、日本のやつでは

Double の前のやつとかGreat3 、ワイヨリカ、くるり、

レイ・ハラカミなんてのも聴きました。

フラメンコギターでVicente AmigoやTomatitoなんかも良かった。

今年はもっとジャンル広げたいな。
いまさらですけど、らすと侍。

みんな渡辺謙ばっかり誉めるけど、彼にしてみればあのぐらい当たり前ですよ。

それよりも僕はトム・クルーズに惹きつけられました。

始まったばっかでもう号泣。ありがちかもしれん<心の傷>演技に、「7月4日に生まれて」のロン毛・ヒゲ面がダブってなんだか涙が止まらなかった。

場内で場違いにスタートから泣いてたのは僕だけ。

その分終盤の合戦シーンはしつこい桜とスローモーションに興ざめ。場内ですすり泣きが聞こえるところも「あ〜あ、なげ〜よ」とエンディングを催促する始末。

前半のトム君の演技に魅入ってしまっただけに、後半の主役を渡辺謙に代わられたのが残念。

日本の設定かなりマシになってるとはいえ、やはりツッコミどころは多数。ニンジャやゴルフ場はOKですが、カツモトの英語ペラペラと小雪のキスシーンは不自然。特にキス・シーンは、「たそがれ清兵衛」の着替えシーンみたいにストイックなエロにして欲しかった。

滅び行く武士道の礼賛はかなりこそばゆかったが、アメリカ人にとっては他人事のノスタルジーだからできるのではないかという論評もあり、そう思うと最後で自決せずに生き延びたオルグレンに歯がゆさを感じたり・・。

任侠の志にハマればかなり泣けるものの、唯我独尊のヤンキー魂が上から見下ろしているのかと思えば気分は良くない。

なんだか「ボウリング・フォー・コロンバイン」のアニメシーンでインディアンを虐殺するシーンを思い出してしまった。

あるいはマールボロを一服しながらオオカミの剥製を眺めているカウボーイの画づらとでも申しましょうか。
(☆4つ)
丸くなったというか、軽くなったニール・ジョーダン。

てゆーか邦題なんとかならんのか?
ニール・ジョーダンらしく滑り出しはいつものアンニュイな退廃ムード。ニック・ノルティはジャンキーだし、絡んでくる少女も妖しく儚げ。いつものニール・ジョーダンだと、この少女か仲間のだれかが死んで苦い結末を迎えるはずなのだが。

なんのことはない。かなりライトなニール・ジョーダン版「オーシャンズ11」。いちおう死人は出るが、さして影響なく、サクサクと事は運んでしまう。

チェッキー・カリョの刑事との友情を絡めつつも、互いのプロ魂をぶつけ合う「ヒート」のような闘いもない。レイフ・ファインズはクレジットも見あたらないようなチョイ役だし。

音楽だけは、ゲンズブールやレナード・コーエン、ボノなど趣味丸出しな世界。歳とって丸くなったのかもしれないけど、次回はもっと内容もディープなやつお願いします。
(☆3つ)
世紀末な気分の私には、古き良きアメリカのノスタルジーを喚起するようなサクセスストーリーを素直に楽しむ度量はありませんでした。

進行が早く、綺麗すぎる音楽が常に鳴っていて「フォレスト・ガンプ」のような寓話っぽさもある。心の傷から立ち直るところを細かくくすぐってくれるのが僕の好みなので、トビー君はともかく、ものわかりの良すぎるジェフ・ブリッジスや、うまいけど見せ場のないクリス・クーパーももっといじって欲しかった。

3人ともうまい。ブリッジスは「It’s fine,Tom 」と言ってニッコリした横顔がスターマンになっていて腰砕けたぞ!

結局いちばん感動したのは馬の疾走シーンばかり。 一騎打ちで馬体を合わせて勝負根性比べになったときはゾクゾクしたが、数々のG1レースを外しまくった悪夢も頭をよぎり純粋に楽しめなかった。

余計なとこつつくけど、相手の馬と目を合わせると根性を発揮するというシービスケットがブリンカー着けてるってどうなの? トビー君の騎乗っぷりも良かったけど、乗り替わったゲーリー・スティーブンスは画に描いたような騎手っぽさ。昔のロバーツやペリエを思い出しました。日本人にこだわらず素直に買ってりゃよかった・・。
(☆3つ)
(ちょいネタバレ!)

主役の小心で神経質なキャラは失笑ものだったが、それを除けば序盤はゾクゾクするようなすべり出し。

色数抑えた無機質な映像にピアノ系の音楽も良かった。自分捜しの、アイデンティティに絡んだ展開に「ブレードランナー」級の手ごたえを感じたのだが。

終盤のドンデン返しは驚いたけど、こんなハッピーエンドで終わって欲しくなかった。てっきりリタ(ルーシー・リュー)がルークスを演じているのかと思っていたし。

これはこれで悪くはないが、007風にまとめるよりはアイデンティティの崩壊した白昼夢のようなドロドロにもっと引き込んでほしかったのよ。

「CUBE」の監督だけに期待したけど、最後でただのスパイ活劇に収まっちゃったのは残念。
(☆3つ)
アメリカ帝国の属国と化した日本でのうのうと映画見てる自分の構図がすごく虚ろな気分。

長回しを延々やられてるうち、ドキュメント風な演出がだんだんと鼻についてきてしまった。
ぬかるみで泥だらけになり、意志を吸い取られていく長回しシーンは効きました。こっちも死にたくなるようなうつ状態に。

どこまでリアルだろうと、戦場に行かない限りは疑似体験でしかない。
虚ろな気分には充分させてくれたが、悲惨とか無慈悲とか不条理とかにはかなり不感症になってしまった。そのことの方が悲しい。

終わりのない中東戦争を体験した監督らしい、後方部隊の救護班という視点もうなずけるものの、こぎれいな映画館や家のソファーに寝そべって戦争映画やイラク派兵のニュースを見てるダメな日本人の私としては、リアルな戦争ものも失礼ながら食傷気味。

「博士の異常な愛情・・・」じゃないけど、戦争のシステムに突っ込んだ映画がそろそろ出てきて欲しいと思いました。
(☆3つ)
●売りに出してたマンションだが、はじめて具体的なひきあいがあった。
 まとまれば助かるがどーだろうか。

●土曜日は雪の中、セントラルに行った。意外に人は入ってた。
 4キロほど軽く走って、腹筋と背筋。背中とわき腹早くも筋肉痛。

●家で仕事した。売上予想の会議資料。エクセル使うため、加藤君ちから戻したソーテック改造PC使う。この日記もそこから。

●TV「砂の器」第1回。
 中居君は「白い影」や「模倣犯」で違和感なし。 渡辺謙、松雪もやってくれそう。赤井の東北弁は失笑もの。夏八木の代議士も庶民の役が多いイメージから、ちょっと弱い。「白い巨塔」と並んで期待できそうだ。
 テレ朝だけ、ぶちあげた記念番組が「エースをねらえ」ちゅーのはどゆこと?

「リクルート」

2004年1月16日 映画
見事にひっかかっちゃった。 途中までは何が本当で何がウソなのか混乱した。

テンポが良く、コリン・ファレルの、インテリ・ハッカーなのに人間臭く苦悩するキャラもはまっている。

彼はもうけ役というか、魅力爆発。

(以下ネタバレ!)

しかし残念だったのはアル・パチーノの扱い。 ひたすら自信たっぷりなクールさで、彼の内面を描かなかったのは、終盤のドンデン返しのためだったと良い方に解釈したいが・・。

最後に彼らしく演説ぽい長ゼリフがあるものの、単に金のために老醜さらけだした悪役というのは可哀想すぎる。 これでは主役コリン・ファレルの盛り上げ役にすぎず、最近では「マイノリティ・リポート」のマックス・フォン・シドー並みのしょぼい大物悪役でございました。

なんでこんな役引き受けたんだろう? 「シモーヌ」といい、これといい、ちゃんと本読んでるのかねぇ?

(☆3つ)

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